志村 和彦


「日球ドーム」や「ジオライト」などのジオデシックドームにちなんだ創作を岐阜県高山市を拠点に活動しています。

建築を専攻していた学生時代、1年間大学を休学して海外(アラスカ~ベネズエラ)を放浪しました。その旅を通じて、「旅」と「生活」を一つにするような生き方を志すようになり、ネイティブアメリカンのティピーやモンゴルのゲル(パオ)のような「移動式住居」に強い関心を持つに至りました。
 
我々日本人と同じモンゴロイド達の生活を長い間支え続けてきた「移動式住居」は、固定電話から携帯電話へと、よりフレキシブルな方向性に技術革新が進んだように、大きなライフスタイルの変化を続ける現代社会において、不動産的概念を超えた住まい方の新たな価値を創造するポテンシャルがあるという信念から、『大地は誰のものでもなく、皆でシェアするべきもの』との思想をベースにした次代のライフスタイルを創造する目的で2003年にプロジェクトを立ち上げました。

移動という事を前提に考えた結果、最小の表面積で最大の体積を持つ形態である球体に着目する中で、20世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチと称される「バックミンスター・フラー」によって考案された球体を幾何学的に合理化した構造体である「ジオデシックドーム」に出会い、この構造体を採用したテントを作ろうと考え、竹製ジオデシックドームテント「日球ドーム」を開発しました。

日球ドームの特徴は、軽くしなやかな強さを持つ自然素材である竹をフレームに使用し、独自の脱着式ジョイントシステム(特許出願中)により、少ない人数で簡単に組み立てられる工夫が取り入れられたジオデシックドームテントで、「日本から球の文化を発信する」という想いから「日球ドーム」と名付け、毎年全国各地で開催される野外イベントなどのステージや各種ブースをはじめ、様々な用途で利用されております。

そして、自由空間八田の照明として使っていただいている手作りランプシェード「ジオライト」は、2006年に日球ドームにフィットする照明を作ろうという企画の中で、屋外イベントだけでなく、室内でもこのジオデシック構造の面白さや美しさを広めていきたいという想いから誕生したランプシェードです。
 
竹ひごのフレームと木(檜)のジョイントで構成された骨組みに和紙などを貼ったものです。柿渋塗装などを施し、和室・洋室どちらにでも合うように作られています。自由空間八田にも作品が展示販売されており、作品集も見ることができます。お客様の希望に沿ったオーダーメイドでの製作対応が可能で、ほとんどの方がオリジナルな作品をオーダーで頼まれています。

オーダーの例として、その灯りを置く室内の写真などを拝見させていただき、ご希望の配色や使い方を伺うなど、よりお客様が満足を得られるような作品を提供できるように心がけております。すべて手作業により一つ一つ丁寧に製作される温かな灯火をあなたのお部屋にもいかがでしょうか?

≫ナナヒトwebsite

【1975年】
埼玉県川越市生まれ 東京都葛飾区育ち

【2000年】
明治大学理工学部建築学科卒業
学生時代の海外放浪をきっかけに、旅と生活を一つにするライフスタイルの確立を志す。
大学卒業後、建築設計事務所~ドームハウスメーカーに勤務後、独立する。

【2003年】
オリジナルデザインの竹製ジオデシックドームテント「日球ドーム」を設計・製作し、日本各地で行われる様々な野外イベントに活動の場を広げる。

【2006年】
神奈川県横浜市にアトリエを構え、ジオライトの製作を開始する。

【2009年】
群馬県渋川市のキャンピングカーメーカーに勤務。日球ドームと二足の草鞋。

【2011年】
上記のキャンピングカーメーカーにて、日球ドームとキャンピングカーを組み合わせた移動式住居の開発を目指すも市場未成熟の為、プロジェクト化が困難な状況となった直後、東日本大震災発生。飛騨高山に拠点を移す。

【2014年】
日球ドーム(脱着式ドーム型構造体)が2014年岐阜県発明くふう展にて、岐阜県発明協会長賞受賞。


ナナヒト 志村 和彦

ジオライト

ナナヒト 志村 和彦
ナナヒト 志村 和彦
ナナヒト 志村 和彦

ジオデシック構造

ナナヒト 志村 和彦

日球ドーム